Microsoft Excel2016から、描画機能が加わりました。
Excel2013の頃から「インク」機能はあったようなのですが。
Excel2013の頃は使っていなかったことと、現在Excel2013の入ったパソコンがないため動作確認ができません・・・・・・。
この描画機能、タッチパネル付きのパソコンとペンの組み合わせがあれば手書きメモとして便利なんじゃないのか?と思いまして。
本来、このような使い方ではOneNoteのほうがいいのです。
しかしExcelならではの使い方もありますので紹介して行きます。
Excel+手書き
Excelは、表計算アプリです。
セルに数式を入れて計算を行う、というのが定番の使い方ですね。
ナックことワタクシはエンジニアなので毎日何かしらExcelで計算をしています。
ワタクシ、古めのエンジニアなので動力計算や強度計算を行う際は手書きで作った方がしっくりくるのです。
分数の式とか、手書きで書いていった方が見やすいですからね。
Excelではもともと「挿入」-「数式」で綺麗な数式を表現することは出来るのですが。
ネックは、入力に時間がかかることですね。
計算結果を素早く出すことが目的なので、綺麗な文書を作るのは2の次でいいか、という考えでして。
計算書って、手書きしながら考えをまとめていく、という面もあるのですよね。
数式は手書きで書いて、実際の計算はExcelで正確に。
このスタイルが今のところ仕事しやすいです。
また、Excelだとファイルの送付やコピーが出来るのも魅力ですね。
とはいえワタクシの手書き文字、汚くて読めたものではないのですが・・・・・。
まあ、ちゃんと設計するときに確認してるよ!という証拠にはなるのでいいのです(笑)
WindowsPCでの手書き
早速、操作画面を見ていってみましょう。
「描画」タブを選択すると、パソコンに対応したタッチペンで手書きが可能です。
いいペンを使うと凄く書きやすいです。
Excel2016で、この「描画」が現れない場合があります。
そんなときは「オプション」-「リボンのユーザー設定」にある「描画」のチェックボックスを入れたり外したりすると現れてきますよ。
Excel Mobileでも!
スマートフォン、タブレット向けのExcel Mobile。
これらでも描画機能が使えますよ!
ただ、Excel MobileってOffice365のアカウントが必要なのですよね。
ワタクシはアカウント取得しているので使えておりますが・・・・・・。
iPad Pro
iPad ProとApple Pencilとの組み合わせです。
これが最高に書きやすい!
今度からiPad Proを持ち運びマシンにしようかな、と思うほど書きやすいです。
使う際に難しいことが何もないのでこれはおすすめですね。
iPhone
iPhoneのExcel Mobileでも問題なく手書きが作成できます。
しかしiPadと違い、メニューがわかりづらいです。
左下のメニューから「描画」を選択し、
「インクの開始」を選択すると・・・・・・。
ペンが選択出来るようになります。
iPhoneではこれはイイ!というタッチペンに出会っておりません。
今回の描画も、やはり書きづらかった・・・・・・。
Android
AndroidのExcel Mobileにも「描画」メニューがあります。
写真はAndroidタブレットのものですが、スマートフォン版は上にiPhoneとほぼ同じ画面構成です。
スクリーンショットは取り損ねましたが・・・・・・。
Excel Onlineでは・・・・・・。
残念ながらこの描画機能、Excel Onlineでは使えませんでした。
「描画」というメニューがないのですよね。
それどころか、他の端末で書いた手書き文字が表示されないのです。
これは仕様なので仕方がありませんが、今後のバージョンアップでなんとかして欲しい所ですね~。
Excel対抗馬ではどうか
Excel対抗のアプリケーションでもペンでの描画は出来るのでしょうか。
答えは
「出来るけど・・・・・・。」
という歯切れの悪いものになりそうです。
まずはGoogleスプレッドシート。
メニューに「図形描画」とありますね~。
ここの中の「フリーハンド」を選択するとスラスラと書けそうなものですが・・・・・・。
書いた結果です。
もう、とにかく書きづらい!
消しゴム機能もないので失敗したらとにかくアンドゥで戻りまくりです。
写真では「Googleスプレッド」、までで止まっています。
書く気が失せてしまったのですよねえ・・・・・・・。
対抗馬として他にLibreOfficeのCalcも試しました。
写真を取り損ねていますが、このCalcもGoogleスプレッドシートと同じような感じ。
とても書きづらいです。
ということは、Windows inkまわりの機能がいかに偉いか、ですね!!
2018年8月現在ではExcelの一人勝ち、といったところでしょうか。
まあ、かなり偏った使い方だからこういう結果も仕方ありませんが!!