マルチモニタにすると仕事がはかどる、という話を聞いたことがあると思います。
果たしてそうなのでしょうか?
現在も様々な研究機関で本当にマルチモニタで効率が上がるかという検証が行われているそうです。
筆者個人としては、マルチモニタはとても良い!!と感じています。
マルチモニタのメリット
マルチモニタのメリット、いくつかありますが。
見ていきましょう。
情報量の増加
まずは情報量の増加、ってことですね。
デイトレーダーが、ずらっとパソコン画面を表示しているのを見たことがあると思います。
これは情報量確保のためなんですよね。
ひとつの画面にたくさんウインドウ表示してもいいのでしょうけれども。
それでは一度に確認出来る情報量が低下してしまいますからね。
デイトレーダー、とまではいかなくても情報量アップのためにパソコンライフを楽しむのにマルチモニタはいいものですよ!
ウインドウ操作で苦労したくない!
次にウインドウ操作の煩わしさから解放されるということ。
マルチモニタだとこっちの画面でワープロソフト、こっちの画面で参考のPDF、という使い方が考えられますね。
これがシングルモニタだったらバックグラウンドに回ってしまった資料を再表示させて、という手間が発生します。
しかもウインドウ操作中に資料に書いてた数値をど忘れしてまた見直し、なんて手間も発生するかもしれません。
ウインドウを分割しておいて、というのもいい手段だと思いますがどうしてもウインドウサイズの制約で字が小さくなってしまったりすることもありそうです。
マルチモニタだと複数の画面にワープロソフトも資料のPDFもでっかく表示出来ますから。
資料をみながら執筆、というのがすごくはかどります。
マルチモニタは文章を書いたり、図を書いたりと何かを創出するのににはうってつけの環境だと思いますよ!
ちょっとした気づき
あと、これはメリット・デメリットではない余談として。
筆者がパソコンのトレーナーをやって来て感じたことなのですが。
人はメインで使うアプリを、最大化して使う傾向にある
のです。
これにはいくつか理由がありましょう。
- 画面を最大化して占有することで、作業に集中する
- 画面の最大化により情報量を増やす
あれ?これってマルチモニタを使う理由そのものなのかも?
もしかすると、人は自然とマルチモニタ環境を求めてしまうものかも知れません。
マルチモニタのデメリット
もちろん、いいことばかりではありません。
デメリットもたくさん存在します。
お金がかかる
少なくともモニタを1台、追加購入しないとマルチモニタ環境はつくれないのです。
モニタが余っているのならよいですが。
モニタは安くなってきていますが、それでも出費は避けられません。
また、微々たるものではありますが、電気代もアップします。
場所をとる
これもデメリットとしてはデカい!!
机に2個以上のモニタを置くスペースないよという場合も多いかと。
レイアウトも大事ですからね。
マルチモニタの配置が悪いと、どうも仕事しづらくなることもありますし。
これを回避するには、下の写真のようなスタンドが一番!
しかし、またお金かかっちゃう・・・・・。
セッティングが面倒
パソコンのモニタ出力端子、色々ありますね。
D-subのVGA端子、DVI、DisplayPort、HDMI、Thunderbolt、USB-Cなどなど。
さらにそのmini規格や独自の変換コネクタが必要な場合もあり。
DVIなんてコネクタ形状はそっくりでも用途によってピン数が違ったりしますからね・・・・・・。
また、パソコンによっては2つめのモニタを繋げるポートがなかったり。
この場合は、下の写真のようなUSB変換コネクタで出力できますので心配は要らないのですが。
結果、何が何だかわからなくなってマルチモニタ化をあきらめる、というパターンが多いかと。
これを回避するには
- 徹底的に自分で調べる
- 最寄りの家電屋さんに相談する
- 最寄りのパソコンオタクに相談する
という項目があげられます。
上の写真の、USB変換コネクタが一番お手軽かもしれませんよ。
マウスの移動距離が長くなる
これはけっこうきつい。
モニタを2枚以上繋げているわけですからマウスの移動距離は当然長くなります。
結果、腱鞘炎になりやすくなるのですが・・・・・。
筆者の場合、レイアウトを工夫したりマウスパッドにこだわったりして対処しています。
リモートコントロール環境では使いづらい
筆者は外出先からiPadで家のパソコンの操作をすることがあります。
その際、リモートされるパソコンがマルチモニタだと扱いにくいこともあります。
iPadには1枚分の画面しか出ないけれども実際ほしいアプリケーションが2枚めの画面に表示されていたり。
その都度iPad側で画面の切替操作が必要になります。
これに関しては解決策があるので後日紹介しますね。
パソコンが遅くなる
これは痛いですね。
パソコンに搭載されたグラフィックカードの性能がイマイチだと、描画処理に時間がかかってトータルでパソコンの性能が落ちることがあります。
最近のパソコンだとそうでもないのですが、2003年付近のものとかはマルチモニタにすると結構遅くなったりしていました。
また、パソコン事態やグラフィックカードの性能が良くても、アプリケーションによっては画面がカクつくことがあります。
ストリーミング配信の映画とか、です。
筆者はAmazonプライムビデオで遭遇しました。
iTunesの映画を観ているときもカクつくことがあるので、動画全般、注意しておいた方がいいのかも?
解決策ストリーミング配信の映画を見る際はシングルモニタにしてしまう、ことくらいでしょうか。
これは今後も様子見です。
結論
さて、マルチモニタのメリット、デメリットをあげてきました。
いろいろありましたね。
筆者は10年以上マルチモニタ環境で仕事してきています。
上にあげたデメリットより、メリットのほうをかなりありがたく受け取っているからです。
マルチモニタがあったほうが仕事がはかどる業務をしているからかもしれませんが。
参考資料やメモ書きを右のモニタに表示させて、左のモニタでは正式アウトプットのデータを作成する。
この環境がないと、本業はかなり差し支えそうです。
とはいえ、最近憧れている環境がありまして。
これだと、シングルモニタでも仕事がサクサク出来そうな気がしますが、いかがでしょうか。
とはいえ大画面のウルトラワイドモニタ、まだ高いんですよね。
それまでは今あるマルチモニタ環境でがんばります!
あなたもマルチモニタ環境、試されてみてはいかがでしょうか。
それでは良いパソコンライフを!!